『月間の資産増加額は過去最高』～2025年5月 投信資金流出入状況から～

2025年5月の投資信託の概況が投資信託協会から発表されました。
公募株式投信（ＥＴＦ除く）の設定額から解約額と償還額を差し引いた資金増減額は、9,496億円増となりました。

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今年初めて、運用による資産増減額がプラスに

2025年5月は、設定額2兆9,211億円、解約額1兆9,507億円、償還額208億円で9,496円の資金流入となっています。純資産総額は、運用による資産増減額が、今年初めてプラスになり、資金流入額と合わせて前月比8兆0,113億円増の140兆9,617億円となりました。

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運用による資産増加額、純資産増加額とも過去最高

設定額が2兆9,211億円と前月より減少したことから、資金流入額が今年初めて、1兆円を割り込み9,496億円となりました。しかし、年初から続いていた運用による資産減少が増加に転じ、月間の運用による資産増加額の最高額となる7兆2,698億円を記録したことから、月間の純資産増加額も過去最高額となりました。

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5月　純資産増加額上位10ファンド

5月の純資産増加額上位10ファンドを見ると、当然ながら純資産総額上位ファンドとほぼ一致します。

この上位10ファンドの5月純資産増加額の合計は、2兆3,256億04百万円になり、公募株式投信全体の増加額である8兆0,113億32百万円の約29%になります。全て外国株式を主要投資対象とするファンドです。

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5月末純資産総額と5月純資産増加額のタイプ別比率

出所：ＮＴＴデータ-エービック　Fund Monitor

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投信全体の純資産総額140兆9,616億88百万円のうち、国際株式型の純資産総額は79兆5,026億95百万円であり、56.4％を占めています。

5月の純資産増加額では、国際株式型は6兆3,737億62百万円となっています。全体の増加額の79.6%が国際株式型の増加によるものです。

既に公募株式投信全体の50％以上を占めている国際株式型のシェアが、今後、さらに高まることが予測されます。

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